ガン再発予防に!免疫栄養ケトン食のススメ
こんにちは!きいろです。
今回は我々人類の2人に1人が発症するとされる難病、ガンのための食事療法「免疫栄養ケトン食」についてご紹介します。
1.免疫栄養ケトン食とは
ガン細胞の栄養源でもある糖質を制限し、ガンの縮小と死滅を狙う食事療法。同時に免疫力をあげるための栄養も摂取します。
ガン細胞は正常細胞と同じブドウ糖を使って増殖するとされます。なのでこのブドウ糖を絶ってしまおうというのがケトン食のススメ。低糖質と変わりないんじゃ?と思われるかもしれませんが、明確な違いは免疫力活性につながる食事を重要視している点。
2.低糖質だけではダメ?ケトン体の重要性
人間の身体はブドウ糖が無くなると脳は危険信号を出し肝臓や皮下脂肪からケトン体を産生します。ケトン体は人間がブドウ糖の代用品として扱える唯一の栄養素です。このケトン体、ガン細胞はエサとして食事することができません。つまりガン細胞を縮小させアポトーシス(細胞が必要なくなり、自然に消滅する現象)させることが狙い。ただし低糖質だけではがん細胞の死滅は狙えません。そこで注目するのが摂取する油の品質を改善すること。
3.がん細胞になぜ油が重要なのか?
がん細胞は正常細胞同様細胞分裂の際、自ら飽和脂肪酸を産生しなおかつ自分の近くに存在する油と結合して己の細胞膜(鎧)を作る特徴があります。普段摂取する油を亜麻仁油に含まれるオメガ3脂肪酸やオリーブオイルに含まれるオメガ9脂肪酸にすることでがん細胞と結合する細胞膜を柔らかくさせることができ、がん細胞周辺の炎症を抑制させ、免疫細胞がガン細胞を攻撃しやすくさせることができます。
またケトン体は存在そのものに抗がん作用があり、正常細胞のDNA修復を推し進める長寿遺伝子のスイッチを入れる働きがあります。
(長寿遺伝子のまとめは後日お伝えします!)
つまり免疫栄養ケトン食とは…
低糖質でがんを兵糧攻め+免疫活性油の摂取でがん細胞の炎症抑制+がん細胞の防御力の低下
が狙える食事療法のことなんです!
4.ケトン食を始める前に注意点
ケトン食はオススメな食事療法ですが、行う際は医師、管理栄養士の指導の元で行ってください。
摂取していい食材、ダメな食材の勉強が必要であり、知識なく極端な低糖質を行うことは危険です。
なぜ危険か?最近の研究結果で「長期にわたる極端な糖質制限は心疾患や糖尿病を引き起こす原因になりかねない」という報告がありました。(20回日本病態栄養学会年次学術集会の発表にて)
過激な低糖質について警鐘を鳴らしている記事もいくつかありましたので、ご紹介します。
ですが、
あくまでも極端な糖質制限を長期間行うことに問題があるというもの。
糖質制限での体質改善や健康結果が出ているのも事実ですので、何事も用法容量が大事だと言う事だと思います。
自分の体のいい具合を模索するように心がけてください。 何事もバランスが大切。
実際きいろがケトン食で参考にした書籍もご紹介しておきます。
気になる方は一度読んでみてください。
この本はレシピ本としても使えて結構便利。私に自家製調味料の大切さを教えてくれました。
最後までご覧いただきありがとうございました!